パソコンで鉄道模型を制御するための基礎検討(7+)
PC制御のデュアルキャブコントロール用回路SW_S
susukuma鉄道模型チャンネルではデュアルキャブコントロール方式を実施、紹介していました。
ロータリースイッチにより線路の閉塞区間に対する電力供給元(パワーパック)を手動で切り替えられるようにする方式です。
同等のことをPC制御で可能にする基板も必要と気づき、2回路2接点のリレーを4個搭載したSW_S基板を作りました。
ロータリースイッチにより線路の閉塞区間に対する電力供給元(パワーパック)を手動で切り替えられるようにする方式です。
同等のことをPC制御で可能にする基板も必要と気づき、2回路2接点のリレーを4個搭載したSW_S基板を作りました。
ドライフィルムを使って片面基板で製作しました。
裏面に2系統のジャンパ配線を追加する必要があります。
リレーの入出力にコネクタは使わずAWG18の太さの配線をはんだ付けするパッドにしました。
コネクタで接続したい場合は基板から出した配線の先にT型コネクタなどの中継コネクタを入れます。
1個のリレーは2線2系統入力(SW_S基板のA,B端子)から1系統を選択して出力(M端子)と接続します。
各リレーを個別に使えばマニュアル操作で使う2回路2接点のトグルスイッチ4個と同じ切替がPCからの制御で行なえます。
図のように縦列接続して使うとSW_S基板1枚で最大5系統入力のロータリースイッチと同じ切り替えができます。
他の基板と同様にPC制御と同時に基板に接続したトグルスイッチ(ON/OFF)で手動操作もできます。
回路図と表/裏部品配置図、部品リスト、感光基板用ポジ裏面マスク、ドライフィルム用ネガ裏面マスク、裏面ジャンパ配線図、ドリルマップをまとめてpdfにしたものを添付します。
SW_S_circuit_all.pdf
PICマイコン出力ピンG1~G4はリレー駆動用MOSトランジスタとリレー動作を表示するためのLED+抵抗につながっています。
電源投入後の初期化ソフトウェアでこれらのLED1~4およびR5~8の有無(Pull downの有無)をしらべて
それに基づいてリレーの有無を推定し、PCからのループネットワークに応答します。
ですのでリレーを実装したらそのリレー駆動ラインのLED+抵抗も必ず実装してください。
逆に実装しないリレーの駆動ラインのLED+抵抗は実装しないでください。
LEDはVfが小さい赤色を使用してください。
Vfが大きい他の色ではpull down判定に失敗する可能性がありますので。
IN1~IN4にはマニュアル操作用のトグルスイッチ(ON/OFF)を接続できます。